197. 私って外国人? (2001.2.1)

新宿区大久保は多国籍地帯である。
エスニック料理店が多いし、日本語学校も多く、とびかう言葉は様々である。
クライアントの事務所が大久保にあり、週に一度は打合せの為に通っている。

近頃の私は、英会話スクールの予習&宿題が追いつかず焦っている。
どうも机に向かって勉強するという習慣がない。
宿題は学校の休み時間にチョチョイとやるもの、という習性が取れないまま大人になってしまった。
何かのついでに勉強する。勉強するというよりは遊んでいる。

ボニート事務所からクライアント先まで歩くとちょうど30分かかる。
この時間は絶好の英語練習タイムだ。
私は、次に行われるフレーズをブツブツと唱えながら歩くことにしているんだ。

手にはテキストをコピーした紙を握りしめ、背中にはノート型パソコンを詰めたリュックを背負っている。
つまり、それは「二宮金次郎」

小滝橋通りを渡る信号は、赤信号でつかまると少し長く待つ。
待ってても平気だもんね。
この間に、フレーズを覚えなきゃいけないんだから。

近頃、先生に注意されるのは、「F」の「フ」は、「下唇を軽くかむ」ってこと。
これが少し気に入ってて、どこでも「エフッ」と言っては満足している。
意味もなく、いきなり「エフッ」とやるもんだから、スタッフに煙たがられている。
そんなことなんか全然、気にしない(え? 少しは気にしろって(笑))

で、昨日も私は、二宮金次郎しながら英語をブツブツというよりも、ちょっと大きな声で「That's great!」と巻き舌バリバリだ。

すると背後から、いきなり「スゴイデ〜ス」と驚きの声がする。
振り向くと外国人の女の人が、ちょっとびっくりした表情をしている(目がまんまる)。
「アナタ・スゴイデ〜ス」
「ガイジン・カト、オモイマシタ。スゴイデ〜ス」

「あ・ありがとうございます」と私(赤面)。
「今、(紙を指さし)コレを勉強してるんです」

「ハ〜イ・エイゴ・スゴイデ〜〜ス」
「ガンバッテク〜ダサイ」
「ありがとうございます」

う〜〜ん、結局、何がすごいのかわからないのだ。
「発音がすばらしい」ってことなのか(ンなわけないか)、「路上でも勉強する日本人」に感心したのか、とにかく彼女にインパクトを与えた事だけは確かなようだ。

ちなみに、なぜか私は外国人からフレンドリーに話しかけられる事がある。
少し前にも、大久保のタイ料理店で一人ランチを食べていると、店の人が「カレーのおかわり」を持ってきてくれた。
「サービス・サービスヨ」って(常連というわけでもないのだが)。

とても嬉しいのですが、私って外国人の皆様にはどう映ってるんでしょ?