2. 講習会の講師という仕事 (1998.10.30)

講習会の講師を務める。
これはインストラクター業務ではあるが、ヘルプデスクじゃない。ライブなんだな。
ステージ側とお客さんが一体になった時は、こっちもノリノリだ。しかし、一体化できない時もある。
「こんなことを受けにきたんじゃねぇよ〜」と受講者が思う時、ずれ始める。
早くそれをキャッチしなきゃいけない。
講習会の前にカリキュラムは配ってある。それでも、人によって、期待する講習会内容は違うんだ。

私は、隠し玉を5つくらいこさえて、持っていく。
1つ目から命中すると嬉しいね。でも、3つくらいまで「フン、そんなもん」ってなことがあると、ちょいと内心ビクビクする。
どのタイミングで出すか、も大事だ。
いいネタでも、出すべきところで出さないと、おかしなことになっちゃう。
てな感じで、私は何でも楽しみながらやっているが、講師も楽しんでやっているんだ。

ネタは生もの。今回はよかったけど、次回もいいとは限らない。
次の講習会までネタ仕入れにいそしむ。
結構、この作業が楽しかったりするんだよね。
一生懸命考えたネタが受けると嬉しいが、はずすとガク〜〜ン、ボロボロ。
ま、それもまた人生ですか。