65. あ〜気仙沼人(って) (1999.4.2)

高校の同級生・コウコちゃんが遊びに来た。
コウコちゃんは、岩手県千厩(せんまや)の出身だ。
その距離は、気仙沼を横浜・元町とすると(^^)(オイオイ)、千厩は、箱根あたり(かな)。

コウコちゃんは、受験の当日に、気仙沼人の明るさに驚いたそうな。
受験という重苦しい空気が漂うはずのその教室では、唐桑中学出身が一科目が終わるたびに万歳三唱をしていたという(いや、ホントの話)。
お嬢さんで有名な盛岡白○合をけって、我が鼎が浦高校に来たのだから、強烈な印象だったのだろう。

私達は、高校生活を満喫した。
体育祭・合唱コンクール・水泳大会・学園祭....行事になると、なぜか気仙沼人はハリキル。
仮装行列は、ズルズル歩くだけではない。
寸劇をする。台本を作り、セリフを覚え、衣装を製作する。

人前で、歌ったり、寸劇をしたりと自分を表現することが常だ。
それが出来ない人は、しょうがないから、勉強をする(^0^)。
目立とうとする努力を惜しまない。
(この楽しい高校生活をコウコちゃん(白石公子ちゃん)がエッセイに書いてるから、読んでね)。

3月末に気仙沼のバンド「ザ・ビートラス」が、六本木のライブハウス「アビーロード」で演奏をした。



大阪のビンテージものを扱う楽器店が、ビートルズライブを主催したもので、7バンドが出場したうちの1つである。

ザ・ビートラスは、演奏でも、それ以外でもお客の心をつかんで離さない。
ここは、お江戸のまん中だっていうのに、物怖じしない。
そ〜だ。それが気仙沼人だぁ〜。

最近は、人と違うという理由でいじめられるらしいが、気仙沼では「人と同じではつまらない」気質がある。
個性を尊重する土地で育ったことに感謝する。
(個性が強すぎ、という声がないでもないが(^^;;.............)