66. いい環境 (1999.4.4)

事務所内に社長室をこさえた。
社長室と呼んでいるのは私だけで、だいたい事務所は広いわけじゃないんだから、〜〜室と呼ぶのもおこがましい。ちょっとしたスペースのことなので、訪ねてくださる方、がっかりしないでね。

さて、社長のMacには、MIDIが常時接続だ (^0^)!!
これで、気分転換にシンセで音を奏でられる。ドウジャ〜。

スタッフ君に
「それって、うちの業務と関係があるんですか?」と冷ややかに言われる。
「不景気な時代には、何がビジネスになるかわからないんだから」と、もっともらしい屁理屈をこねるのに汗だくだ。

いい環境になってきたな、と嬉しくなる。
いい環境といえば、流行りの「宇多田ヒカル」は、NewYork育ちで英語の発音は完璧だし、イイ音楽環境で育ったからかウマイ。
やっぱ幼少の音楽環境は大事だな。

私の幼少の音楽環境は........お世辞にもよろしいとは言えない。
実家の前は海である。そこに停泊している漁船が、スピーカーガンガンに歌謡曲を鳴らす。

当時は、やっぱり「都はるみ」とか、「北島三郎」てのは多かった。
私の面倒を見てくれたマーちゃんが「都はるみ」大好きで、こぶしをまわして聴かせてくれる。
それが私の子守唄だ。
漁船が遠洋に出る時には、軍艦マーチが高らかに鳴り響く。

家の中では、叔母が習っている踊りの長唄が流れる。
祖父が亡くなると、お寺からもらったお経のカセットが毎朝・流れる。チ〜ン。

そして、私はピアノで「ベートーベンのメヌエット」なんかを弾く。
あ〜あ、滅茶苦茶な音楽環境だ。

弟の嫁に「胎教にはクラシックがいいらしい」と言ったら、
「クラシックは(なぜか)イライラする」そうで、ノリノリの曲を聴いていた。
産まれた甥っこは、一度カラオケを体験してからというもの、マイクを離さない。
十八番は「ミッキーマウス」だが、今ごろは「だんご3兄弟」にはまっているだろう。

あ〜〜、オヤマ家って。。。