110. 本格派・気仙沼弁---25 (1999.7.4)

ばあさんの四十九日の打ち合わせのため、実家に電話をかけたり、FAXを送ったりしている。
弟とは、短い会話をかわす。

さて、このページでは、締めの言葉に「ほんでねぇ〜」を愛用しているが、弟と話していて、「ほいじゃ」があることに気づいた。

東京でも、挨拶としていろいろな言葉を用いるだろう。
それと対比してみる。

弟の家に電話をすると、後ろで甥っこの声がする。
電話に出たがっている。
そして一人前に「お世話さんです」なんて言うから、からかって遊ぶ。
私が子供の時は、電話に出るのが嫌だった。
当時の電話は、黒で、「リーン・リーン」とけたたましく鳴る。
子供を寄せ付けないイメージがある。
それとも、最近は、ガキの頃からコミュニケーションツールに慣れ親しんでいるのだろうか?

さて、両親に「留守の時には、留守電に入れてくれ」と何度も言っているのに、いかん。
再生ボタンを押すと、「無言.............」だったり、「テレビの音」が入っていたり、
「いねなぁ〜、お母さんや、リッコ留守だな」と父の声が入っていたりする。
さらに後ろから「何かしゃべってみだら?」と母の声が入る。
「(父)オメ・しゃべれ〜〜〜」
「(母)やんたでばぁ〜、お父さん・しゃべってけらいん」
「ワーワー・ガーガー」...................ブチッ・ツー・ツー・ツー。

................コミュニケーションエラー。

おそらく一周忌が済むまでは、こういったやりとりが頻発すると思われる。
それにしても「日曜日の朝は、ゆっくり寝せて〜」と何度も言っているのだが.............。

ほんじゃ、まだね。

つづく...