69. 本格派・気仙沼弁---7 (1999.4.8)

東京弁のスタッフ君に「めぐさい」に相当する言葉があるかどうかを確認した。
すると、こっちを向いていきなり「ブス」だって。グサリ。
「あ、別にオヤマさんの事を言ったわけじゃなくて・・・」
他に「不細工」も使うそうだ。ただし、これはスタッフ君とその仲間達の言葉かもしれない。

「かわいくない」は、性格がよくないという意味で使うと言う。顔がまずいのは、もっぱら「ブサイク」だって。強調する時は、「ブッ!サイク」と、「ぶ」を力いっぱい言うらしい。

前回、「ほでなし」について述べた。
「ほでね〜〜」というと、「バカ〜〜〜」「アホ〜〜〜」という意味。
「あんだぁ、ほでね〜ごど」は、「あなたってバカね(東京)」「お前、アホやねん(大阪)」となる。

「ほでね〜」に「ん」を加えて「ほんでね〜〜」とすると、「またね〜〜」という意味になるので、注意する。
気仙沼で生活を始めた人は、この違いにとまどい、間違って使ってしまう。
別れ際に「バカ」と言われたら、誰でもムッとするから、よくよく気をつけてほしい。

さて、「あらがだ」の意味はなぁ〜〜んだ、とスタッフ君に質問したら「おおかた」と答える。
正解です。
例えば、作業をしていて「あらがだ進んだな〜」と使う。
だいぶ進んだ様が思い浮かぶ。

では、「かばねやみ」はどういう意味でしょう? これは宿題。
ほんで、まだね(See you!)

つづく...